島名産のウニの水揚げが本格化している。
現在は養殖もので、7月中旬から天然ウニ漁に切り替わる。加工場では早朝から、漁業者らが殻むき作業に追われている。
ひやま漁協奥尻支所青苗養殖部会は12日から水揚げを開始。
23日は午前5時から、青苗地区の加工場でメンバーら8人が殻むきを行った。
水揚げしたばかりの8センチほどのキタムラサキウニを専用の道具で割り、へらで中身を出して紫外線殺菌した海水で丁寧に洗った。
さらにごみなどをピンセットで取り除き、島内の民宿や水産加工品販売店向けに出荷した。
奥尻島のウニ養殖は、秋に身入りの悪い天然ウニを囲いのない管理水域に放流してマコンブなどを与え、天然に近い環境で育てている。
若山正樹部会長は「例年と比べて身入りも漁獲量もまずまず良い。濃厚な奥尻のウニを多くの人に食べてもらいたい」とPRしている。
※北海道新聞より引用